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1・子供達と前日グループレッスン、

そして翌日本番演奏を共演ありがとうございました。子供達と共演いただいた感想をお願いいたします。

 

(那須先生回答)

皆さんとにかく丁寧に準備をしてこの日を迎えてくれたんだと、一緒に演奏してすぐわかりました。まずはそれが嬉しかったですね。

少し硬い表情のお子さんも見受けられましたが、当たり前ですよね。彼らも心底真剣なのですから。その「真剣だからこその良い緊張感」の中で、松本先生と私の話にもすぐ反応してくれて、音楽がどんどんキラキラしてきました。お顔の表情にはでなくても、「嬉しい!楽しい!」が皆の音から感じ取れて私も嬉しかったです。当日の演奏も本当に堂々としていて、音楽を素直に感じて表現し、私のウ゛ァイオリンの音色にも自然と寄り添い、まさにアンサンブルができました。是非これからも続けていってほしいです。

2.一般の大人〜ピアノ講師の方々と前日レッスン&共演を小曲〜ソナタまでありがとうございました。

  先生がレッスンや演奏で心がけていることはどんなことでしょうか。

 

(那須先生回答)

  

皆さんの音楽に対する真摯な姿勢にこちらが感動の連続の2日間でした。

心がけていることは沢山あります。その時々で自分の中のテーマ(マイブームのようなもの、笑)がありますが、どんな時も共通しているのは「やってみる」ということ。そこにはもちろん、音楽にいつでも真摯な姿勢で向き合い楽譜を読み取ろうとすること、演奏中に耳を開いてよく聴くこと、自分の出したい音・音楽を表現出来る技術を身につけること・・様々なことが必要だと思います。それはそれは大変な努力がなければならず、心が折れそうだったり、人前で演奏する時に失敗したらどうしようという恐怖心もあります。それでも、表現する事を諦めずにやってみるのです。生徒さんにも自分自身にも 「失敗したっていいじゃない。ほんの一瞬でも本当に美しい瞬間があれば、そのことがうんと大切。だからやってみよう!」なのです。

 

3・最後にアンサンブルの勉強をする極意はどんなことでしょうか?

 

 

(那須先生回答)

 

極意。難しいですね。(笑)私もまだまだ勉強中でそんなことを語るのは恐れ多いです。ただ、アンサンブルをしていて思うのは、

結局は人が生きていくのと同じなんじゃないかなと。1人では感じられない喜びを共有できて、自分の意見を周囲に押し付けるのではなく

相手がどうしたいかを感じ取りつつ、自分の考えもまたきちんと表現する。これは日々の生活でもアンサンブルをする時にも共通しているように思います。なので私も、音楽家としても人としてもアンサンブルを通して学ぶことは本当に多く、喜びでもあります。

 

那須亜紀子先生プロフィール

洗足学園音楽大学・同大学院弦楽器専攻を主席で卒業。数々のコンクールにて全国大会入賞。現在、ソロ・室内楽・オーケストラ・レコーディング、また学生時代より始めたバンドネオンとタンゴ演奏など幅広いジャンルでの演奏活動。後進の指導を行っている。

​室内楽

ヴァイオリンと一緒に呼吸を合わせて

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